2010年7月19日月曜日

ギャンブラー無情 No.0010

私はギャンブルが苦手です。

決して好きではありません。
また、強くもありません。

でも、ネバダ州はラスベガスのある所。つまり、カジノの本場。

まあ、多少はやってみるかと
ルーレットなどやってみたりもするわけです。

師匠と並んでテーブルに座り、

「俺は赤だね」
「じゃあ僕は黒にします」

などとやっています。

「あ、赤だ」
「じゃあ僕の負けですね」

なんか違う。
そういうものではないような気がする。


ちなみに、師匠は年収5億円ですが、
一回100ドルしか代えません。
私はその五分の一の、20ドルしか代えません。

賭け金は全て1ドルチップ。

どれだけチマチマ賭けても、
15分くらいでなくなります。

「あー、20ドル負けた、くそっ」

わりとせこいのです。

普通のサラリーマンのほうが
たぶん賭けっぷりはいいと思います。


・・・


私たちは、ビジネスマンです。

ある意味、ビジネスはギャンブル。
お金を投資して、配当(結果)を求めます。

何ら変わりません。

でも、師匠も私もギャンブルは嫌いです。
苦手です。弱いです。

だから、ビジネスと言うギャンブルのフィールドでも、
できる限り“ギャンブル”は避けます。


つまり、こういうことです。

これから行うビジネスのフィールドにおける
全てのギャンブル性を排除していく、ということです。

バクチ的要素をできる限りなくしておく、ということなのです。


・・・


私たちがビジネスを行う際は、
まずテストマーケティングを行います。

私たちが行った一つの例ですが
あるビジネスで、投資額が6千万円。

我々へのリターンは、年間100%の、毎年6千万円。


行った内容は以下の通りです。

1、開設準備室を立ち上げる。スタッフはひとりか二人でいい。
  そこであらゆる広告をテストする。

2、最初に行う広告は、その分野における書籍のプレゼント。
  その業界、その商品に「興味のある」人をリストアップ。

3、その商品を買うか買わないかわからない人に、
  DM、アンケート等で値段を確認。

4、「欲しい」「あれば買う」「営業されたことがない」
  そういう人のリストを300リストまで増やす。

5、それから会社の販売のスタート。この時点で初めて
  営業チームうやスタッフを送りこむ。

6、初動からお客様がお見えになるので、当然売れる。


6千万ものお金をかけるわけですから、
決して失敗することはできません。

なので、立ち上げてからよりも、むしろこの
「立ち上げる前」こそに力を注ぎます。

約10%の500万円ほどを
このテストマーケティングの予算にしています。

で、もし、テストの結果が悪ければ、NG。会社設立中止です。
その心配がなくなってからスタートするのです。

どんな場合も不確定要素は確実にあります。
でも、その要素を極限まで除いていくわけです。

勝ってから闘う。

私たちが現地で行うのは、あくまで
すでに出来上がった「勝利のシナリオ」を遂行するだけ、なのです。


・・・


ビジネスというギャンブルは、
投資金額も、リターンも、名誉も、かなり大きなものです。

でも、カジノのルーレットとの大きな違いは、、、


★「ルーレットを回すのがディーラーなのか?」

 それとも、

★「ルーレットを回すのは私たちなのか?」


ということなのです。

あとは、狙った目に玉を放りこめるよう、
投げ方を鍛えていくだけ。

そして、一番勝てるパターンは、
ルーレットの目が出てから賭けることなのです。


・・・


ビジネスは、努力で結果が変わるギャンブル。

目が出てから、賭けることさえできるのです。


これから起業される人、新規事業を立ち上げる人、
必ず「勝ってから闘う」ことを心に留めておいてください。


P,S 

結局100ドル負けました。
もったいない。なんかすごく損した気がします。
オレ、、、せこっ。


P,S 2









ラテン系美女ステファニー嬢(仮名。適当)を隣に
ルーレットに興じる師匠。

後ろにはボディガードを務める
香港マフィアのリー・チャンさんこと小暮氏(群馬県出身)。

この後、「そろそろ帰るか」と
それまで勝っていた
すべてのチップを一つにして賭け、席を立ってしまった。

かっこいー

6 件のコメント:

  1. 廣田社長、森泉です!社長セコい、もとい、堅実ですね!!
    お仕事を拝見していると、その豪快さから「この人、絶対ギャンブラーだ」と思っていたんですが・・・、「勝ってから闘う。」これを行っていたんですね。

    さらに、100ドルが気になってしまうなんて・・・、社長が身近に感じられてとても嬉しく感じました。これからも宜しくお願い致します。

    返信削除
  2. 洋介さん、コメントありがとうございます!

    >社長セコい、もとい

    せこいですよ(笑)

    ちなみに、一緒に行ったボヤッキーとトンズラーによく似た2人組は、朝食の20ドルを「こんなの高いっすよね」「信じられんわ」とか言いながら、二人とも300万くらいの時計をポンと買っていました。

    人間というのはよくわからないです。

    返信削除
  3. こんにちは、廣田先生。

    今、平先生のブログ経由で進入させていただきました。

    早速、ブログを全て読ませていただきました。大変おもしろいです!

    バッチリの文才ですね。これから参考にさせていただきます、楽しみが増えました。


    宜しくお願い致します

    返信削除
  4. 直希さん、コメントありがとうございます!

    >バッチリの文才ですね。これから参考にさせていただきます、楽しみが増えました。

    ありがとうございます!ぜひぜひ、また寄ってくださいね!

    返信削除
  5. ラスベガスも大好きな富永です。
    ビジネスの場合、ギャンブル性を取り除く!
    うーん。深いですね。
    私は、ラスベガスに行くと、カジノも堪能しているクチです。ビジネスで大きくなるには、このあたりから、根本的に直していかなければダメかもしれません。。。
    いつも、深いコメントをありがとうございます!

    返信削除
  6. 富永さんコメントありがとうございます!

    >このあたりから、根本的に直していかなければ

    別にそんなことないですよ(笑)

    ビジネスにおいてのみ、バクチ性を排除すればよいと思います!

    戦う際は、鎧をしっかり着て、これ以上ないくらいに準備して、あとは勝利以外考えずに前に出るだけですね!

    ベガスファンならばぜひ家買って、いつか招待してください!

    返信削除